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google apps scriptについて、現場での開発経験を通じて得たお役立ち情報や問題の原因・解決方法を書いていきます。

Google Apps Script(GAS)のおすすめ勉強方法

(こちらの記事は 勉強方法・習得方法を調べる前に考えた方が良いこと の記事を読んだ上で読むことをおすすめします) はじめまして。 今回はGAS(Google Apps Script)を学ぶときの勉強方法について書きたいと思います。 GASの勉強をする際に大切な考え方 忙しい社会人が未経験からプログラミングの勉強をする時に重要なことは以下の3点です。 作りたいツール・解決したい課題を見つける こちらが最も重要なポイントです。 何でもそうですが、①やらないと大きなデメリットがあり、②やると大きなメリットがあり、③かつ自分でも頑張ればできそうだと思えた時に初めて人は自走して学ぶことができると考えています。 細かい方法は 「作りたいものを見つける方法」の記事に別途譲りますが、こちらをまず考えるようにしましょう。 できるようになる人とできない人の違いとして、「作りたいものを見つけられるどうか」というポイントがあるというのは他のコンテンツでも度々触れていますが、例えば「メールマガジンを自動配信するシステムを作りたい」「仮想通貨を特定の金額で自動売買するシステムを作りたい」というイメージ度合いで持っていれば良いかと言うと、実はそれだけではありません。 そうではなく、一見すると自分の作りたいものと関連性がないと思われる「変数」「関数」「条件分岐」「配列」などの細かい技術要素の中にも、試行錯誤して面白みを見いだせるかどうかが非常に重要です。 これがないと、最初に絶対に避けて通れない基本の仕組みの部分で「自分がやりたいことはこんなつまらないことじゃない」「具体的になぜこれをやっているのかがわからない」ということでモチベーションが下がってしまいます。 作りたいものは、最終的な作りたいツールで持つことはもちろん、それに至るまでの一つ一つのステップの中でも持つ必要があるのです。 例えば特定の構文を学んだときに、わざとエラーを出してみたり、プラスの値をマイナスに変えてみたり、必要とされている句を飛ばしてみたり、変数に置き換えてみたりしてフィードバックをパズルのように自分で面白がれるということです。 自分に合ったレベルの題材から学習する もし全く見たことがないのであれば、まずは必要なことが必要最低限にまとまっている無料・有料の動画講座をおすすめします。 自分自身動画講座を運営しているため、若干のポジショントークが入ることをお許し下さい。(ですが、動画がなかったら自分はこれで学んだのに、というもの) 動画 無料 【未経験者向け】今日から使えるGoogle Apps Script入門 【YouTube】いまにゅのプログラミング塾 【業務自動化をゼロからマスター】Google Apps Script(GAS)の仕事効率化・自動化をプログラミングで実現 【新IDE対応】Google Apps Script(GAS)の基礎を完全習得 -初心者歓迎-【爆速で習得しちゃおう】 公式ドキュメント 一番情報が確実かつ網羅性が担保されています。 デメリットとしては、初心者では内容が若干難解で日本語の翻訳も拙いことが多いことです。もちろん読めるに越したことはないですが、無理してドキュメントの文字を解読しようとするより、ソースコードに焦点を当てて実際に動かすということがメインというイメージを持つことが重要です。 本 オンラインサロン

Google Apps Script(GAS)とは?超初心者のための完全解説

Google Apps Script(GAS)とは? Google Apps Script(以下 : GAS)とは、我々が毎日の仕事で使うGmail、スプレッドシート、Googleスライド、カレンダー、フォームなどをカスタマイズするためのプログラミング言語です。 GASを使うことで、Googleアプリ(Gmail、スプレッドシート、Googleスライド、カレンダー、フォームなど)を定期的に自動実行したり、他のSlackやMicro soft Teams、チャットワークなどの外部ツールと連携してよりカスタマイズして使ったりすることができます。 Excelのマクロを使ったことがある方は、そのGoogle版だとイメージすると分かりやすいかもしれません。 読み方は「グーグル アップス スクリプト」頭文字を取ってGAS(ガス)と呼ばれることが多いです。 GASは、Googleアカウントを持っていれば誰でも無料で使うことができます。 Google Apps Scriptの特徴 JavaScriptベースのプログラミング言語であるJavaScriptは、webの世界では非常によく知られたプログラミング言語なので、すでにプログラミングに詳しいエンジニアの人にとってGASは非常に理解がスムーズです。 Googleの提供するサービスとの相性が良い Gmailやスプレッドシートだけでなく、YouTube、Google Maps、Google AnalyticsなどもGooogle社が提供するサービスです。それらのデータとの連携も、GASでは非常にスムーズです。 開発環境の構築が不要 RubyやPythonなどのプログラミング言語では、黒い画面を叩いて環境構築する必要があるケースもあり、それが初心者にとって大きなハードルの一つです。GASはwebブラウザの上ですぐにコードを書き始めることができるので環境構築は一切不要となります。 作りたいものをイメージしやすい 過去にプログラミングスクールで勤務していた際に、成長が早い受講生とそうでない受講生の違いは「具体的にプログラミングで作りたいアプリやツールがあるか」というポイントが非常に大きな要素を占めました。 「なにか人の生活に役立つアプリをつくるにはなにが良いか?」という問いよりも、「毎日触っているツールが自由にカスタマイズできるとすればどうするか?」という方がアイデアが湧きやすく、GASはそれを実現できるツールなので作りたいものをイメージしやすいのです。 以上から、GASはプログラミングの初心者の方にこそ、非常におすすめの言語になっています。 Google Apps Script対象のサービス例 Google Workspaceのサービスですが対象は意外と幅広く、下記のすべてでGASは実行することができます。(参照は公式レファレンス ) SpreadSheet Drive Gmail Docs

gas(google apps script)だけの資格試験は存在しない!ではどうやってスキルを証明すれば良いか?

Google Apps Scriptの資格は存在するのか? こんにちは。 今までプログラミングスクール含めて6500人以上の人材育成に関わってきた中で、「GAS(Google Apps Script)の資格あるんですか?」ということをときどき質問されたので調べたところ、「GASには資格試験に相当するものは存在しない」ということがわかりました。 今回はそのような方々に、どのように自分のスキルを証明するか?について書きたいと思います。 Google Apps Scriptのスキルを伝える方法 いくつか方法がありますが、 「まずは半径5メートルの課題を解決するものを作る」ことを強くおすすめします。自分の業務範囲でももちろんよいですが、できればチーム全員に影響することやマネージャーも関わる業務についての自動化がよいと思います。 要件のイメージがわきやすく、モチベーションが保てる 喜んでくれる人がいる なぜ作ろうと思ったのか?の説明がしやすい なぜなら、個人の作業を進めても評価者の目線からすると「属人化して勝手なことをやってるぞ」と思われるリスクが非常に高く逆効果になり得るためです。 改善したい業務が見つからない場合 改善したい業務が見つからない場合、こちらの「自動化する余地を見極める方法」の記事を参考にしてください。 また、そもそもスキルや知識が足りなくて改善したい業務を自動化する方法が分からない、という方はこちらの動画講座も参考にしてください。 Yoshio Kimura早稲田大学人間科学部情報科卒業。 (株)すららネットにてアジア向け算数デジタル教材の開発を経て、デジタルハリウッドのエンジニア養成学校G’s ACADEMYでプログラミング講座の新規立ち上げ、営業、教育を担当。3年半に渡り、中高大学生から社会人まで計6講座500名以上へプログラミングを教える。フリーランスエンジニアを経た後、現在は(株)メルカリのコーポレートエンジニアリング部に所属。Udemyにて2つのGoogle Apps Script講座を立ち上げ、1年半で登録者数は6000人を突破。 中高英語科教員免許保有 / IPA未踏アドバンスト’18 採択者。

Google Apps Script(GAS)でできる自動化・活用事例25選

この記事では「Google Apps Scriptでどんなことができるのか ・実際の活用事例は何か」というテーマについて書いていきます。 先日、UdemyにてGoogle Apps Scriptによる業務自動化の講座をリリースし、 公開して1年半で登録者数は6000人を超えました。 公開を告知した際に、そもそもGoogle Apps Scriptでなにができるの?という質問を結構いただいたのでこちらに備忘録として記入しておきます。 前提として、①全職種使える系②職種特化の活用事例 の2パターンがあると思います。今回は①を中心に紹介していきます。 (※国内外の活用事例を結構調べてますが、主にブログやTwitter、クラウドワークスやランサーズに投稿される募集などをGASの活用事例の掲載先として見たりあとはGoogle Expertのエンジニアにヒアリングさせていただいたりしています) 全職種使える系 1. 宛名/添付をつけたメールを一斉送信 2. シートの編集履歴を別シートに残す 3. フォームの投稿を自動返信 4. 特定メール・フォームの投稿をslack/チャットワーク/LINEへ自動投稿 5. メール内容をスプレッドシートに自動転記  6. MTGの議事録FMTを自動生成 7. メールの添付ファイルを自動でdriveにアップロードする 8. googleスライドを自動で生成する 9. 毎朝KPI数値をslack/gmail/LINEへ自動通知 10.  スプレッドシートに記載したタスクをカレンダーに自動登録 11. 今日のシフトをslackに投稿 12. webサイトのデータを取得してメール/slack/LINEなどに通知 (例:メディアサイトの新着記事など) 13.